活動報告

議会

代表質問⑤ エゾシカとヒグマ対策(令和5年12月6日 本会議)

代表質問⑤「エゾシカとヒグマ対策」

<波田質問>
次に、エゾシカとヒグマ対策について伺います。

エゾシカやヒグマなど、野生動物による農業被害の拡大や、住宅街における出没が急増する中、「何とかして欲しい」と対応を求める声が後を絶ちません。
札幌市におけるエゾシカの農業被害額は、2019年には約400万円でしたが、2022年には約5,200万円となり、この3年間で、じつに13倍にも急増しております。また、札幌市におけるヒグマの出没件数は、昨年度は162件でしたが、今年度は12月4日時点で226件となり、既に前年度を大きく上回る件数となっております。

このため札幌市では、「北海道エゾシカ管理計画」に基づき、エゾシカの捕獲や
駆除等による個体数の管理を行っております。
また、「さっぽろヒグマ基本計画2023」では、市民の安全・安心を確保するため、市街地で出没したヒグマについては捕獲や駆除を第1選択肢としており、市街地に隣接した森林においても、人を認識しても逃げないなど有害性が認められる場合には、捕獲や駆除を含めた対応を取ることとされております。

もちろん、農業被害の抑制と、市民の皆さんの安全・安心を確保するために、必要な捕獲や駆除を行うことは、極めて重要であると認識しております。
しかし、一方で、やはりそれだけではなく、捕獲や駆除と併せて、野生動物が農地や市街地に入ってこないようにするための侵入抑制策を徹底することが不可欠であると考えます。
札幌市においては、既にエゾシカ対策として電気柵の設置による農地への侵入抑制策を行ってきており、ヒグマ対策としても電気柵の設置や草刈りによる侵入抑制策を行ってきているところです。
しかしながら、野生動物による農業被害や市街地での出没が急増している昨今の深刻な状況を見る限り、現状の侵入抑制策で果たして十分であるのか、疑問を感じるところです。
捕獲や駆除による対策だけではなく、まさにそれと両輪で、更なる侵入抑制策の徹底を図ることが必要ではないかと考えます。

そのような中で今年9月、大手電機メーカーとNPO法人等が、豊平区の北海道農業研究センターにおいて、赤外線センサーで主に野生のエゾシカを感知し、超音波や光を合わせて追い払うという新しい装置の動作確認試験を行いました。

これまで野生動物の追払い装置は、最初は効果があるものの、動物が慣れてしまうと効果が薄れてしまうことが長年の課題でございましたが、今回の動作確認試験では、音の出方が特殊なスピーカーを用いることで、動作確認期間中の約1ヶ月間はエゾシカの回避行動を継続して確認できたとのことです。
この赤外線センサー等を用いた新しい装置については、エゾシカのみならず、
ヒグマなど他の野生動物にも効果を発揮するのではと期待されており、内閣府の
デジタル田園都市国家構想交付金を活用して来年度から3年間、宮崎県延岡市で実証試験が行われるとのことであります。

このような最先端技術を導入することは、野生動物の対策において、若い世代の興味や関心を喚起し、将来の捕獲技術者の担い手確保や人材育成にも繋がるものと考えます。

そこで質問ですが、札幌市における野生動物の侵入抑制策について、現状での効果をどのように認識しておられるのか、お伺い致します。
また、捕獲や駆除による対策との両輪で、最先端技術の実証試験等を通して、更なる侵入抑制策の徹底を図るべきと考えますが、市長のお考えをお伺い致します。

<石川副市長の答弁>
〇野生動物の侵入抑制策については、農地や家庭菜園向けの電気柵設置を普及させる取組を進めており、エゾシカやヒグマによる農作物被害や市街地侵入の抑制に一定の効果が得られているものと認識。

〇また、個体数の増加が著しいエゾシカについては、北海道エゾシカ管理計画の方針に沿って、積極的な捕獲に取り組んでいるところ。

〇野生動物対策に有効な最先端技術を導入することは、安全・安心な市民生活を確保するため、大変意義があるものと認識。

〇一方で、費用対効果なども見極める必要があることから、他自治体の事例や最新の知見を収集し、より効果的な取組を引き続き検討してまいる。

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