活動報告

市政カフェ

【5/23(土)「市政カフェ」の御礼とご報告~交通課題を考える~】

5/23(土)、カナモトホールにて、第21回目の「はだだいせん 市政カフェ」を開催しました。
「札幌LRTの会」の皆さまや、大学生、20代~30代の若い世代の方々など、14名の皆さんにご参加頂き、「交通課題」をテーマに様々なご意見を頂きました。

<市政報告(波田)>
(1)市電
・2015年12月にループ化(西4丁目~すすきの延伸)が実現 ⇒ 利用者1割増
・その後、札幌駅・創成川以東・桑園への延伸を検討
・2023年3月に延伸断念を正式表明(採算性・用地買収困難・道路交通影響)
・代替として水素燃料電池バスなどの次世代交通システムを検討(2030年運行開始?)

(2)地下鉄
・清田・手稲方面などへの延伸について地元から要望 ⇒採算性を理由に困難
※国の補助金を受けるための事業採算性の基準:開業後30年以内に累積黒字化
※令和6年度決算は114億円の黒字(南北線53億円・東西線55.5億円・東豊線5億円)
※累積欠損金残高は1,821億円(令和6年度末)
・令和8年度予算で「公共交通のあり方検討」に関する調査費(1,000万円)

(3)バス
・2024年12月:27年ぶりの大幅運賃値上げ(例:初乗り200円⇒240円)
・2027年4月に更に+30円程度の値上げ!?(運転手確保のため)

(4)これまでの議会での取り組み(波田)
・コンパクトシティ化の提言(バス路線維持・除排雪・下水道などインフラ維持)
 ※人口減少に入った政令市(北九州市・広島市・神戸市)では既に検討に着手
・札幌を副首都に!(政府機関の移転と関連企業誘致による地方創生)
 ※大阪・福岡・名古屋などが意欲を示す
・市電の札幌駅延伸に向けた検討再開と早期実現を秋元市長に要望(令和8年度予算要望)

<参加者の皆さまからの主なご意見>
・地下鉄は延伸一択。採算性以前にインフラ。延伸財源は企業債で賄える。沿線の賑わい創出にも寄与する。
・バス運賃値上げで外出機会が減ると認知症や身体機能低下など健康面にも影響がある。値上げは行うべきではない。
・バス運賃は市営バスの低運賃を引き継いだ経過があり、元々が安すぎた面もある。
・市電を使って札幌駅まで行くには、西4丁目で下車して地下鉄に乗り換える必要がある。高齢者には階段の乗り降り等、乗り換えは大きな負担。なぜ札幌駅まで延伸しないのか。国内の路面電車(17)のうち、JRの駅に接続していないのは札幌だけ。
・次世代交通として検討している連節バスは、冬は走れるのか。専用レーンを設けるのか。大きな車体をどこに格納しておくのか。通常のバスよりも技術が必要だが運転手不足に拍車がかかるのではないか。旭川でも過去に連節バスを断念した経過がある。札幌も無理だと思う。
・次世代交通としての「水素利用」や「自動運転」は否定しないが、なぜバスでやるのか。水素の市電ではだめなのか。自動運転も市電の方が容易ではないか。結論ありきの進め方によって、交通システムとしての妥当性が歪められているように感じる。
・市電の延伸によって地価が上昇するため、市の固定資産税収入は増える。この点も採算性で考慮すべき。
・路面電車は情緒がある。これに価値を見出す人もいれば、全く興味のない人もいる。
・南区の川沿を超えたバス運賃があまりにも高すぎる。
・地下鉄延伸は清田を優先すべき。唯一、軌道系交通がない。
・クレジットカードのタッチ決済導入によって利便性は高まったが、決済手数料を差し引かれるため市の運賃収入は減るのではないか。十分な議論や情報公開が行われていない気がする。将来的にSAPICAの廃止を見据えているのか。
・地下鉄延伸は必ずしも地下トンネルを掘る必要はなく、用地買収は必要だが南平岸~真駒内のようなシェルター方式によって費用を大幅に抑えられるのではないか。
・需要に応じてAIでルートを生成するオンデマンドバスは札幌でも実現可能ではないか。スマホで予約しなければならない点が高齢者には難しいが、上士幌ではスマホ教室でサポートを行っている他、郵政と提携して郵便車に乗客を乗せる試みもある。
・ライドシェアはすごく便利なのに、なぜ札幌では広まらないのか。海外では他の乗客との相乗りによって料金も安く抑えられる。安全性の問題などが懸念される等は理解できるが、単に既得権益が障壁となっているのであれば、しがらみのないフラットな議論が不可欠。
・市電の延伸に反対しているのは市の労組。ループ化の時も用地買収など本当に大変だったので、もうやりたくない。
・海外では市議選などで交通課題は大きなテーマとなるが、日本では交通行政の権限が地方に十分移っていないことが問題。国交省など国の議論になりがち。

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