10/16(金)、札幌市議会 決算特別委員会(まちづくり政策局)で「JR札幌駅の改札外トイレ廃止」について質問と要望を行いました。
JR北海道では札幌駅の改修工事に伴い、現在は2か所ある改札外トイレを2028年度中に廃止する方針を示し、商業施設のトイレを利用するよう求めていますが、公衆性の低い商業施設のトイレは観光客には場所もわかりにくく、高齢者や車いすの方、子ども連れの方には距離も遠く、営業時間外は利用できないことに加え、量的にも十分対応できるのか不安が広がっています。
一大交通結節点である札幌駅は、JRの利用者のみに留まらず、乗り換えや買い物、待ち合わせ等の利用者も多く、公共性が高い場所でもあります。
全国的には改札外トイレは減少傾向であるものの、東京駅や大阪駅、名古屋駅、福岡 博多駅などでは改札外トイレが設置されていることから、道都 札幌の玄関口である札幌駅についても、誰もがいつでも気軽に利用できる改札外トイレの存続を強く求めました。
<波田質問>
現在、札幌駅周辺では、大規模な再開発が進められており、新幹線の札幌延伸も含め、多くのにぎわいを生みだす様々な機能が集積されつつあります。
その中でも、札幌駅は一大交通結節点の核として、多くの人々が行き交う、道都札幌の玄関口でもあります。
そのような中、JR北海道では札幌駅の改修工事に伴い、現在は2か所ある改札外トイレを2028年度中に廃止する方針を示しておりますが、これに対し、SNS等を中心に改札外トイレの存続を求める市民の方々の声が数多く挙がっております。
JR北海道では、廃止について、設備の維持管理費や安全面を考慮したとしており、廃止後は駅直結の商業施設のトイレを使うよう求めています。
一方で、駅直結の商業施設のトイレは、公衆性が低く、場所もわかりにくいため、買い物客以外は利用しにくいことに加え、営業時間の終了後には使用できなくなってしまう問題もあります。
また、地下街「アピア」に3か所あるトイレは、営業時間外を含む午前6時から午前0時にも利用でき、公衆性は高いものの、地下1階に降りる必要があり、徒歩でも数分を要します。
そもそも、札幌駅の改札外トイレは、時間帯によっては並ぶほど混雑することもあり、仮に廃止された場合、商業施設のトイレだけで量的に十分対応できるのかという心配もあります。
もちろん、JRの改札内にはトイレがありますが、一大交通結節点である札幌駅は、JRの利用者のみに留まらず、乗り換えや買い物、待ち合わせ等の利用者も多く、公共性が高い場所であることから、多くの市民や来街者が不便を感じることになるのではないかと懸念しております。
そこで、質問ですが、JR北海道が2028年度中に廃止を予定しているJR札幌駅の改札外トイレについて、存続を求める市民の声をどのように受け止めているのか、お伺い致します。
また、JR札幌駅は多くの市民や来街者が利用する札幌の玄関口であることを踏まえ、今後どのように対応する考えかお伺い致します。
<答弁の趣旨>
・JR札幌駅の改札外トイレが廃止されることについて、市民から不安の声があることは承知をしており、施設管理者であるJR北海道においては、それらの声をしっかりと踏まえ、対応していただきたいと考えている。
・本市では札幌駅周辺を札幌駅交流拠点と位置づけ、札幌の玄関口にふさわしい空間形成と、高度都市機能や交通結節機能の強化を進めており、エリア全体の魅力や利便性の向上について、関係者と連携して取り組んでいるところ。
・JR札幌駅は、その中核となる施設であり、多くの市民や来街者が利用することから、JR北海道に対し、駅利用者の利便性確保に十分配慮するよう求めるなど、引き続き取り組んでまいる。
<波田要望>
改札外トイレは全国的に減少傾向とも言われますが、東京駅をはじめ大阪駅、名古屋駅など、一大交通結節点となる駅では、いずれもJR各社によって改札外トイレが設置・維持管理されており、福岡 博多駅の改札外トイレは商業施設のものではありますが、コンコースに面して誰でも利用しやすく、営業時間外でも利用できる公衆性の高いトイレが設置されているものと認識しております。
札幌市が推進する「札幌駅交流拠点まちづくり計画」の中では、「北海道・札幌の玄関口にふさわしい魅力的で一体感のある空間の形成」や「多様な交流を支える、利便性の高い一大交通結節点の形成」が基本方針として掲げられておりますが、これらの根幹には、やはり公衆性の高いトイレの確保が必要不可欠であり、再開発によってどんなに立派な建物や空間が形成されたとしても、市民や来街者がいつでも気軽に利用することができる十分なトイレがなければ、「利便性の高い一大交通結節点の形成」は到底成し得ないものと考えます。
仮に、このまま本当に札幌駅の改札外トイレが廃止された場合、商業施設のトイレだけでは、高齢者や車いすの方、子ども連れの方には距離が遠く、観光客にはわかりにくい上、混雑による行列ができて利用できないという事態にもなりかねないと強く危惧しております。
第一義的にはJR北海道の問題ではありますが、札幌市が推進する「札幌駅交流拠点まちづくり計画」の根幹に関わる極めて重要な問題であるということを強く申し上げて質問を終わります。














