活動報告

議会

「歩道橋命名権(ネーミングライツ)」の導入について(令和6年3月1日 予算特別委員会 建設局)

3/1(金)、札幌市議会 予算特別委員会(建設局)で「#歩道橋ネーミングライツ」の導入について提案させて頂きました。
本件につきましては、3/2(土) 北海道新聞 朝刊にも記事が掲載されております。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/982243/

<波田質問>
私からは、「横断歩道橋」の今後の維持管理について質問させて頂きます。

横断歩道橋は、歩行者の交通安全の確保と、自動車交通の円滑化を目的として、昭和40年代から整備が進められてきましたが、建設から50年以上経過しているものが多く、老朽化が進んでおります。
近年では、バリアフリーの観点から、原則として新設はされておらず、その数は減少傾向にあります。
札幌市内では、令和4年までに、既に19の歩道橋が撤去されており、現在37の歩道橋があると伺っております。

多くの歩道橋の撤去が進む中、一方では、交通安全上、引き続き重要な役割を担っている歩道橋もあるかと思います。

そこで、質問ですが、今後の歩道橋の撤去や補修等についてお伺い致します。

<答弁の趣旨>
・指摘の通り建設から50年以上経過しているものが多く、老朽化が進んでいる。
・利用者の減少等により必要性が無くなった歩道橋については既に撤去を進めており、今後も順次撤去を進める。
・地域に必要な歩道橋については、引き続き計画的に修繕などを行っていく。

<波田質問>
ありがとうございます。
地域に必要な歩道橋については計画的に補修し、利用していくことが分かりました。

令和6年度予算案では、市内4箇所の歩道橋の補修費用として、約3億9,000万円の予算が計上されております。
今後、人件費や資材価格の高騰により、歩道橋の維持管理には、多くの費用がかかることが見込まれるかと思います。

そこで、他の政令市では、自主財源確保の観点から道路施設を有効活用し、得られた収入を道路の維持管理費等に活用することを目的に、「歩道橋ネーミングライツ」を導入している例があります。
これは、対象となる歩道橋に、企業名や商品名を含む愛称を命名し、その愛称を歩道橋の桁(けた)部分(橋の横長の部分)に標示できるというものです。

例えば、大阪市や名古屋市、さいたま市、仙台市等では、1か所あたり月額で2万5,000円以上、年額30万円以上、期間3年間以上などの契約を結んでおります。

現在も残っている歩道橋は、利用者が多い場所にあるわけですから、その歩道橋に企業名等を打ち出すことによる宣伝効果は大きく、企業側のニーズも大きいのではないかと考えるところです。
特に、大阪駅前の「梅田新歩道橋」では、年額600万円の契約料となっており、札幌市内においても、中心部付近にある歩道橋等、場所によっては、より大きな収入となるポテンシャルがあるように感じております。

このように、札幌市においても、歩道橋を有効活用して、少しでも維持管理費を自ら稼ぐという視点も必要ではないかと考えるところです。

そこで、質問ですが、他都市で取り組まれているような「歩道橋ネーミングライツ事業」について、札幌市でも、取り組みを始めてはいかがかと考えますが、お考えをお伺い致します。

<答弁の趣旨>
・厳しい財政状況の中、民間の資金を修繕に活用することは重要な視点と認識している。
・一方で、歩道橋に社名等が掲示されることで、運転手の脇見運転に繋がるほか、景観への影響も懸念される。
・先行する自治体の事例や採算性などを研究したい。

<波田要望>
ありがとうございます。

たしかに、交通安全を目的に設置されている歩道橋に、ネーミングライツによる愛称を標示することで、脇見運転を誘発してしまっては本末転倒であるとは思います。

しかし、一方で、歩道橋に限らず、運転中はあらゆる広告が目に入ってくるわけですが、これらが必ずしも、脇見運転を誘発しているとは言い切れないのではないかとも考えます。

そもそも、札幌市内の歩道橋においても、例えばマラソン大会に伴う交通規制のお知らせ等、歩道橋に掲示を出すことは現在も行われているかと思います。

何より、他の多くの政令市でも既に取り組まれている事業でありますので、ぜひ前向きな検討と研究を続けて頂くことを要望致しまして、私の質問を終わります。

ありがとうございました。

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